これが本当のシェアリングエコノミー!セブ島で天国に一番近いAirbnb見つけた!

はるか昔、子供のころに、森村圭さんの『天国に一番近い島』を読んで、南の島へあこがれたっけな、と思い出しました。
今月で期限切れになってしまうAirbnbのクーポンを利用するべく、偶然予約したお部屋で、セブ島で"天国に一番近いAirbnb"に出会ってしまいました。 ホテルでもホステルでもない。完全プライベートの物件。そこは我が家にとって夢のような場所でした。
なんと、日本人初めてのチェックイン! こんな出逢いってあるんですね。神様、有難うございます。

ホストのページに、チェックインは12時からと記載されていましたが、早く海で泳ぎたかったのでアーリーチェックイン可能か聞いてみました。いつでも来て良いと言うので、お言葉にだいぶ甘えて早朝6時半に家を出て、10時半過ぎには目的地に到着しました。 何回かAirbnbを利用していると、自分流の「使い勝手」みたいなものが分かってきます。南国ビーチの海遊びは、日差しが強くて身体がビタミンを欲するので、事前にフルーツスタンドでパイナップルとポメロを買い込みました。

トライシクルに乗って、砂利道の細いオフロードを入っていくと、道の先に海の見える隠れ家に到着。まさに"Hideout"と呼ぶにふさわしい場所です。
到着してびっくり!なんと今回出迎えてくれたホストは、シスターたち(尼さん)でした。

部屋の中を見ても、外を見ても、あっちを見てもこっちを見ても、Wow!!と驚嘆して落ち着かない私たちに、シスターがウェルカムドリンクを持ってきてくれました。娘は、”It's like a dream!!!”とおおはしゃぎです。

フルーツジュースたっぷりジャー二つにクラッカー、そしてプルメリアのお花。ウェルカムドリンクついてるだけでもうれしいけれど、たいてい1人1杯ですよね。

荷物を運びこむ間もなく、娘はさっそくワンピースをテーブルに脱ぎ捨てて水着になります。それもそのはず。目の前が真っ青な海なんです!! その前にまずは滞在するお部屋をご紹介。

宿泊施設は、メインルーム(3ベッドルーム、6-7人滞在可能)、離れのコテージ2棟(ダブルベッド1台とシングルベッド1台、3-4人滞在可能)があります。
今回は、離れのコテージを予約しました。お部屋の外に、ダイニングテーブルとベッドが置いてあって、夜寝る時とシャワーの時以外はほぼ部屋に入らずに外で過ごしていました。

建物の作りも、家具・調度品もかなりセンス良いです。理由は後述します。 こちらはベッドですが、ラグジュアリーホテルなみのふかふかベッドに清潔なリネンでした。

実はAirbnbではなかなかない簡易朝食付きのため、部屋のキッチンは使用する必要がありません。ビルトインの冷蔵庫・冷凍庫が真ん中にあり重宝します。電気湯沸かしケトルと自由に使用できるウォーターサーバーがあります。
ペットボトル2本とか無料ではなく、1ガロンのウォーターサーバーまるごとです笑。

バスタブはありませんが、バスルームもとってもきれい。ホテル仕様です。便器二つ、お湯の出るシャワー、洗面台。

海・プール遊びする子連れにはとってもうれしい清潔なタオル付。バスタオルとフェイスタオルがありました。シスターのホスピタリティがほんとすごくて、そこらの5つ星ホテルの上を行きます。部屋の細かいところまで心配りが行き届いています。

ママびっくりしたのがこの歯磨きセット!チェックイン情報で人数構成を見て、大人2人と「子供用歯ブラシ2人分」が準備してありました。これは今まで世界中旅した旅館・ホテル滞在でなかった気遣い。
後述しますが、こちらのAirbnbは、シスターたちがある目的のもとに運営されていて、私もすっかり善き人になりたいと思ってしまうため笑、無駄遣いはやめて自分たちで持参した歯ブラシを使いました。

お部屋の外には、南国の植物や花々が咲き乱れるゆったりとしたガーデンと、真っ青な海が広がっています。これは。。。ピクニックしたくなってしまう笑。

部屋の目の前にプライベートビーチへの扉と階段があります。待てない娘、海の青さに吸い込まれるように一番乗りでビーチへ向かいます。

こじんまりとしたプライベートビーチには、センスの良いリクライニングチェアがそれとなく木陰に置いてありました。我が家はここで寝れる気がします。

もう鼻血が出ます笑。
目の前に地平線に広がるこの海。遠浅で透明度が高く、サンゴ礁がすぐそこです。バンカーボートを手配したり、アイランドホッピングツアーに参加しなくても、部屋を出てすぐにサンゴ礁ドロップオフ付近のシュノーケル ができちゃうんです!!しかももちろん無料!!しかも私有地だから、観光客でごった返すビーチではありません!!ひとりじめです、ひとりじめ!!
なんだこの場所!!

こちらは、メインのアウトドアダイニング。 もちろん海の絶景が目の前。 朝食を食べたり、 自由に使えます。

メインルームにあるリビングスペース。どこを見てもセンス良し。

こちらはアウトドアリビング。このテーブル、とってもかっこいいんですが、オーナーがアフリカから運んできたものだそうです。

庭に咲き誇るプルメリアをお皿にさりげなくデコレーションするシスターのセンスにも脱帽。

こちらの家具はイタリアから運ばれてきたもの。

しつこいですが、1つ1つ本当にセンスが良いのです。

さて、待てない子供たちを順番にシュノーケルに連れていくことにしました。 バンカーボートの停泊しているあたりがサンゴ礁のドロップオフですが、遠そうに見えて、かなりの遠浅なので子連れでも行けちゃいます。
7歳娘、4歳息子は、 シュノーケルマスクで泳ぐことができます。 今回持参したギアは、子供用フローティングベスト、シュノーケルマスク、大人用フィン、アクアシューズ、ラッシュガード、レギンス、浮き輪(大人用)でした。サンゴ礁を泳ぐので、素足でのシュノーケルは危険です。ウニその他危険生物もたくさんいます。 ※トライシクルで5、6分ほどの場所でシュノーケルセットをレンタルすることもできます。

子供にアクションカメラを持たせて水中写真を撮ってもらいました。 目の前に広がるテーブル珊瑚や色とりどりの魚たちに大興奮の子供たち。

実はママはあまり泳ぎが得意ではないため、ドロップオフ付近で底が見えなくなるとかなりドギマギします。でもドロップオフ付近の海の地形はなんだか魚以上に感動してしまいます。子供たちにも見せてあげられて嬉しいです。
かなりの確率でウミガメにも遭遇できるらしいのですが、今回は見れませんでした。でも十分。

海に入らない時間もアドレナリン全開で自然と遊びまくる子供たち。息子は最近貝殻拾いにはまっています。このビーチ、独り占めで端から端まで宝探し、ビーチコーミングしていました。

ジップロックに砂と水を入れて、ひたすらヤドカリを捕まえる息子。

ジップロック水族館の出来上がり。息子はご満悦で、しばらくの間、マイ水族館のヤドカリをじぃっと観察していました。

海から上がった娘も自分の”お気に入り”を見つけました。 シスターとじっくり直接話すのは初めての娘。キリスト教系の学校に通い、キリスト教や教会が身近なものだから、シスターに興味津々です。
なんと髪をとかしてもらって、編み込みタイムが始まりました笑。 海を見ながらシスターに編み込みしてもらえる無料のビューティサロン!贅沢至極。

すごい!!ヘアセットができあがりました。

大好きなプルメリアのお花も飾ってもらって、娘の目は完全にハートです。

白とピンクのミックスされたプルメリア、とってもきれいです。初めて見ました。

夕方4時くらいに近くのストリートにディナーに出かけました。トライシクルでも行けますが、歩いても10分ちょっとぐらいです。
こじんまりしていて、のどかな海辺の街。けして豪華さや派手さはない何でもない街なのに、なぜか世界中からバックパッカーやダイバーが集まる場所。

アジアのような欧米の田舎の街角のような雰囲気。

お目当てのレストランが予約で満席だったので、行き当たりばったりで海辺のレストランを探しました。

こちらはなんと、レストランの先がそのままシュノーケルインできるようになっていて、いわしの大群・トルネイドが見れるらしいです。

今日はこちらのレストランにしました。ちょうどサンセットです。

海に沈む夕日を眺めながらのアウトドアごはん。子供たちに、お行儀よく、静かにしなさい、なんて全く言わなくていいのがらくちん。

翌日は朝6時にベッドから起きだして、目の前の海へとかけていく子供たち。早朝に潮がひいて、Low Tide時はいろんな海の生物が見れるということを知っています。

こぶヒトデを見つけて喜ぶ息子。
海の生物は基本触らないほうがいいのですが、ヤドカリやヒトデはオニヒトデ以外触っても大丈夫です。我が家のこどもたちも大好きな自然図鑑ですが、とくに 『危険生物』図鑑は野山や海で遊ぶなら子供と事前に読んでおくことをおすすめします。
4歳息子も、珊瑚、アンボイナ(イモガイ類)、他危険な海の生物はばっちり頭に入っていて、逆にパパやママが教えてもらうぐらいです。
今回パパはウニに足の指をさされ、ママは珊瑚に膝をぶつけて痛い目にあいました。レギンス履いていてもこの痛みなので、要注意にこしたことありません。

目の前の浅瀬は大量のウニの住処。ウニ爆弾を避けて歩く。ウニ爆弾を乗り越えてシュノーケルするスキルが身につきます。Low Tideの時は、ウニが歩くのをじっくり観察していました。

ヒトデもいろいろな種類がいます。今回初めて見たまんじゅうヒトデ(右)

ぱっと見、きれいな石にも見えます。名前どおりまんじゅうのようなヒトデ。

ヒトデを並べてみる息子。面白いね。こぶヒトデ、まんじゅうヒトデ、青ヒトデ。
オニヒトデは珊瑚を食い荒らし、毒を持っていること、酢酸の注射で駆除することも図鑑で覚えていました。息子は自然全般、実体験と机上の本での勉強とどちらも体験できるのがとても面白いようで夢中です。

ほうっておくと永遠に自然と遊び続ける子供たち。

ママも大好きなビーチコーミングに夢中です。今回初めてヒトデのたまごのからのようなものを見つけました。抜け殻のようで、とても割れやすくもろくて、形を留めて持ち帰るのは難しそうです。

こちらはヒトデではなく、ウニの仲間のミナミヨツアナカシパンという生き物の抜け殻のようです。ヒトデじゃなくてウニなのね!不思議!
1時間半ぐらい朝のビーチコーミングを楽しんでいるうちに、シスターが朝ごはんに呼んでくださいました。

トースト、ごはん、野菜たっぷりヌードルスープ、ハム・ソーセージ、フルーツ、コーヒーを準備くださいました。
ホテルのようなゴージャスビュッフェではありませんが、私たちには必要十分で美味しく頂きました。何より朝ごはんを自分たちで準備しなくてよくて助かります。Airbnbには貴重な朝食付きです。

朝ごはんもお外で頂きます。

朝ごはんでおなかいっぱいになった4歳息子のくつろぎ方、笑。

さて、チェックアウト前に、もうひと泳ぎすることにしました。午前中の海は風もなくとても穏やかで、水の透明度もさらに高くなります。誰もいません。日本からSUP持ってこようかな笑。

シスターとおしゃべりしながら、貝殻拾いする娘。貴重な絵です。

ひと泳ぎするとまたおなかがすいた子供たち。勝手にシリアルを作って海辺で食べています。たくましいなぁ笑。

コーヒーマグも子供にとったらシリアルボールに変身。そうなんだね、教えてくれて有難う。

シリアル大好きな息子。ビーチで食べるのは最高のようです。
さて、我が家の誰もが恋に落ちてしまった今回のAirbnb。
実はもともとイタリアの大富豪のおじいさんが所有されていたそうです。リタイア後のセブでの暮らしを夢見て、家具や調度品を運んだり、海辺の終の棲家づくりをすすめられていた折、大病を患ってしまいイタリアに帰られてそのまま亡くなられたそうです。
敬虔なクリスチャンであったオーナーは、シスターたちが運営しているセブ島の孤児院・児童養護施設に、こちらのお家を寄贈されたそうです。 シスター達はオーナーの遺志を継ぎ、子供たちのために何ができるか考えた末、Airbnbで施設を運用し、その収益を子供たちの施設の運営に充てることにしたのだそうです。
オープンから1年足らずでヨーロッパや台湾・中国からのお客さんが後を絶たず、口コミだけでお客さんが集まっているそうです。日本人は我が家が初めてだそうで、日本人にもたくさん広めてとお話しされました。
リラックスして楽しい滞在を願ってくださると同時に、善き人であるように・子供たちのために運営されていることへ想いを馳せてほしいとお話しされたシスター。お話を伺ったときは胸がじーんとなってしまいました。
Airbnbって、遊休資産の活用だったり、投資物件の転用だったりイメージするけれど、自分がここに滞在することがシスターたちの活動資金、子供たちの支援に直結する、これって本当に有意義なシェアリングエコノミーじゃないか!と感動してしまいました。
なんとこの孤児院が我が家の徒歩圏、すぐそばにあることが判明し、ぜひ子供たちに会いに遊びに来てほしいとのこと。さらなる運命を感じてしまったのでした。
来週末は3連休。 すっかり気に入ってしまったので来週の別の島の予定をとりやめて、また戻ってくることにしました笑。

名残惜しいけれど、来週末も戻ってくるから、See you next week!!と言ってシスターたちにお別れしました。
気になるお値段、こちらの絶景プライベートビーチ目の前の離れの朝食付きのお部屋。おそらく通常のラグジュアリーホテルで滞在したら3-4万はくだらないかなと個人的には思います。 Airbnbのクーポンや割引を利用して、8000円ぐらいで滞在しました。 ※価格やクーポン等のサービスは時期によって変動します。
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